横浜 マンション 施工不良で傾く! 『三井不動産レジデンシャル』
<マンション傾斜>建て替え実現、先行きは見えず (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
毎日新聞 10月17日(土)15時0分配信
こんな事 本当に起こったの? 信じられない!
日本の建物施工には信用が有ったのに、こんなお粗末な事故が起きた!
打ち込んだくいを補強するセメント量の改ざんも新たに判明し、
不正が拡大した。事業主の三井不動産レジデンシャルは
全4棟の建て替えを念頭に住民と協議する意向を示しているが、
住民側は不信感を募らせている上、
建て替え実現には一定数の住民の意見がまとまることが条件になり、
先行きは見えない。
↑ ↑ ↑ 【岸達也、水戸健一、山田奈緒、内橋寿明】
2センチの段差ができた接続部分
基礎のくい打ち工事で偽装データを使った旭化成建材の親会社・旭化成は16日、
全4棟で473本あるくいのうち、
くい打ちを巡るデータ改ざんと施工時に補強するセメント量の改ざんをしていたくいが少なくとも
3棟の計70本に上ることを明らかにした。
旭化成関係者によると、旭化成建材は遅くとも今月6日の時点で、二つの不正を把握していた。
データ偽装は9日に始まった住民説明会で報告されたが、
セメント量改ざんが明らかになったのは説明会最終日の16日だった。
旭化成は「元請けやマンションの販売元との調整もあり、住民への説明が遅れ、申し訳ない」と釈明している。
旭化成建材が一連の問題を調べ始めたのは9月24日。
工事元請けの三井住友建設から「施工データに転用があるのではないか」と
問い合わせを受けたのがきっかけだった。翌25日までに、
くいを打ち込む際に計測する地盤の固さに関するデータの改ざんが38本のくいに及ぶことを確認した。
その日のうちに、旭化成建材の前田富弘社長と旭化成の浅野敏雄社長にまで報告されたという。
10月6日までには、くいを補強する目的で流し込むセメントの量も
3棟45本で改ざんされていたことが判明した。
翌7日には元請けの三井住友建設に伝えられたという。13本は二つの不正が重複していた。
問題が報道され始めた10月14日、旭化成は平居正仁副社長をトップとする「調査委員会」を設置した。
一方、16日夜の住民説明会では、住民から「改ざんをしている会社のチェックをどう信じたらいいのか」
「信用できない」などと批判が続出した。「内部の調査では信用できない」
との説明会での指摘を受け、旭化成建材の前田社長は第三者機関で調査する考えを明らかにした。
建て替えの実現にはまず、一定数の住民の意見がまとまることが条件だ。
国土交通省によると、複数の棟がある団地型のマンションで全棟を建て替える場合は
区分所有法に基づき「全棟の区分所有者および議決権の5分の4以上の賛成」と
「各棟の区分所有者および議決権の3分の2以上の賛成」が必要とされる。
このマンションは4棟に約700世帯が暮らす。
建て替えに前向きな住民もいるが、子供を抱えた住民らには仮住まい中の生活を心配する人もいる。
「いろいろな考え方の人がいるので、話が簡単にまとまるとは思えない」との声も根強い。